これまた続くかわからないけど、なんか最近急に本読みたい!ってなったので記録。
なんでもいいから面白い本あるかな~~って近所のTSUTAYAを
ぶらぶらしてたら、ビジネス書の売れ筋コーナーにあったので購入しました。
自分がWebエンジニアであり、勉強をはじめた頃がちょうどWeb2.0という言葉が流行り始めた頃だったので、web3という単語には惹かれました。
あと、bitcoinをちょっと買ったけどブロックチェーンやら内部的なことはさっぱりだったので、これを機会に面白そうなところから触れられたらいいなーと思いました。
ざっくり内容
全体を通して易しく読みやすい文章で、本当にざっくりと知るにはいい内容でした。
導入でパソコンやインターネットのはじまりから、Web3という言葉が出てくるまでの簡単な歴史の話。
次に、インターネットやWebに疎い男性が後輩のエンジニア女性に仮想通貨やブロックチェーンについて
色々と教えてもらう小話
Web3を構成するであろう様々なバズワード、キーワードの解説
オーナーシップや、Web3における個人や企業のインターネットとの関わり方の変遷。
終盤に、Web3で実現される新しい組織の形、DAOについての解説。
というような内容になってます。
個人的な感想
これ1冊でWeb3とDAOについて「なるほど!理解できた!!やってみよう!!」とはならないです。
これは本の内容が悪いとか、薄いとか、そういうことではなく、Web3やDAOというのは概念的な要素が多いからです。
この本をとっかかりに、自分の興味がある分野を更に別の本なり、実際にサービスを使ってみるなりで
理解を深めていけたらいいなーと思いました。
僕を例にあげると、自分がエンジニアなのとbitcoinを所有していることもあり、もともとはブロックチェーンの技術的な側面に一番関心がありました。
本書を読む前は断片的に下記のような認識で
- bitcoinはブロックチェーン技術によって実現されている
- デジタルデータに対して所有権を定義できるNFTというものがある(それがゲームでも使われる例があったり
- NFTもブロックチェーン技術が用いられているらしい
- そういうのもろもろ込でWeb3とかいうキーワードをちらほら聞く
- ブロックチェーンに対しては「改ざんが難しく、トレーサビリティが高い。」くらいの認識
- なんかすごいけど、ブロックチェーンでどうお金やサービスが変わるのか、使えるのか、みたいなのはわからない
こんな感じで、ブロックチェーンに対して上記程度の理解だと
- 「それじゃサーバーいらないの??」とか
- 「ユーザー同士でネットワーク組んでプログラム回すP2Pみたいなものなの?」とか
- 「ブロックチェーン上でやりとりされてるトークン(例えばbitcoin)の価値が上がって、なぜそれが金に変えられるの?」
疑問が尽きません。
本書を読んでそれが変わったか、と言われるとそんなことはないのですが
Web3 > NFT, 仮想通貨, DAO > ブロックチェーン
みたいな、全体像とそれぞれの役割や概念、実際の利用例を本書で把握できました。それは非常によかったと思います。
強いて個人的にネガティブな要素を上げるとすれば、本書だけでWeb3やDAOの現状や未来にしっくりくるわけではないので、筆者のDAOに対する熱量には終盤懐疑的ではありました。
ただ前述のとおりWeb3の様々な要素のとっかかりにはとても良かったので、これから理解と経験を深め、時間をかけて納得できていければいいなと感じました。
次に読む本もいくつか買ってるので、一通り読み終わったらまた読みたくなる一冊かもしれません。